【徹底比較!】宝石の煌きとデュエルの違いは何なのか

ボードゲーム界の名作、宝石の煌き。その2人専用となった「宝石の煌きデュエル」があることをご存知でしょうか?

中には「通常版で2~4人で遊べるのに2人でしか遊べないバージョンなんているの?」と思った方もいるかも知れません。

ですが、ゲームの土台となる部分は変わらずに、全く異なったプレイ感を味わえます。

この記事では宝石の煌き宝石の煌きデュエル、この2つを様々な観点から比較していき、違いを見ていこうと思います。

細かいルールは省いていますが、代わりに2つのボードゲームの面白さが伝われば幸いです。

サイズ感

宝石の煌き通常版に比べてデュエル版の箱はかなりコンパクトになりました。

カード類、トークンも同じようにデュエル版は小さくなっています。

デュエル版で追加されたルール、要素

宝石の煌き通常版とデュエル版、どちらもカードを購入するためにトークンが必要な点は変わりないです。

低コストのカードを買えば買うほど、高コストのカードが買えるようになっていきます。

ですが、宝石の煌きデュエルでは通常版では得られないプレイ感を楽しめるよう、新要素が沢山増えました。

ゲームボード

宝石の煌きデュエルではトークンは色ごとに並べず、専用のボードにランダムで並べられます。

トークンを取るアクションの際には、縦横斜めに一直線で隣接していれば、3枚まで取ることができます。(この時黄金トークンは取れません)

通常版と違い、効率よくトークンを取るのがかなり難しくなりました。

真珠トークン

新たにピンク色の真珠トークンが加わっています。

基本5色のトークンと同じで、トークンを取るアクションで獲得することができ、黄金トークンで代用できます。

ですが、真珠トークンを必要とするカードはかなり多く、真珠トークンのコストを軽減するカードも無い上、真珠トークン自体は2枚しかありません。

そのため真珠トークンをどのタイミングで確保しておくか、という点が勝負で非常に重要になっています。

任意アクション

宝石の煌きの通常版とデュエルどちらも自分の番が来たら、

❶トークンを取る、❷カードを購入する、❸黄金トークンを得てカードを確保する

この3つのアクションのうち、いずれかを強制的に行わなければいけません。

ですがデュエル版では、強制されるアクションの前に、任意でできる2つのアクションがあります。

特権の使用

宝石の煌きデュエルでは条件を満たせば特権を獲得できます。

特権は使用すれば、強制アクションとは別でボード上の、黄金以外の好きなトークンが1枚もらえます。

この特権によって戦略の自由度はかなり上がっています。

ゲームボードの補充

ゲームボードにトークンを補充する任意アクションもあります。このアクションをしない限り、ゲームボード上のトークンは増えません。

なぜならカードを購入した際に、消費したトークンはボードに移動せず、付属の袋に入ってしまいます。

このアクションで袋に入っているトークンは全て、ゲームボードに配置されます。

ゲームボードの補充をすると、好きなトークンを獲得できたり自由度は増えますが、代わりに相手プレイヤーに特権を1つ渡さなければいけません。

特殊能力

宝石の煌きデュエルではカードを購入したときに、アイコンが書かれていれば特殊能力が発動します。

中には追加でもう1ターンを行ったり、特権を獲得したり、相手の黄金以外のトークンを奪ったりと、逆転を狙える強力なものばかりです。

通常版は勝ちを確信するタイミングがわかりやすいですが、デュエル版では本当に最後までどちらが勝つか分からなっています。

王侯カード

宝石の煌きの通常版には貴族タイルがあり、カードを沢山買って条件を満たせば無料でもらえる得点がありました。

このタイルはゲームのセッティング時に複数枚ある中からランダムで一定枚数並べられます。

ですがデュエルでは王侯カードに変更されています。

カードを沢山買って条件を満たせば無料でもらえるという部分は変わりませんが、ランダム要素が無くなり同じカードが毎回4枚並べられます。

それぞれ個性的な能力を持っており、自分のプレイスタイルによって獲得するカードを狙えるようになりました。

セッティング

最初にセッティングする際、宝石の煌き通常版ではレベル1〜3のカードを4枚ずつ並べます。

デュエル版ではレベル1が5枚、レベル2が4枚、レベル3が3枚並べられます。

通常版では最初から高レベルのカードを狙いやすかったですが、デュエル版ではよりレベル1のカードが重要になってくるため、並べる枚数が多いのかもしれません。

勝利条件

勝利条件はかなり変わりました。

宝石の煌き通常版では、15点獲得したプレイヤーが出たら、全員のアクション回数が同じになるよう行って、ゲームが終了していました。

デュエル版では勝利条件が3つあり、どれか1つでも満たしたプレイヤーが出たら即終了し、そのプレイヤーの勝ちになります。

通常版では最初から非常に計画的なプレイが求められ崩れると立て直しに苦労し、デュエル版では計画が崩れたら別の勝ち筋を見つけることが容易となっています。

どちらがおすすめか

宝石の煌き通常版とデュエル版どちらがおすすめかというと

「2〜4人で遊ぶことが多く、実力の要素が強くてシンプルなルールが良い」

といった方には通常版がおすすめです。

一方で「2人で遊ぶ機会が多く、逆転の要素があって相手に強く干渉してる雰囲気を味わいたい」

といった方にはデュエル版がおすすめです。

まとめ

宝石の煌きの通常版とデュエル版、どちらも良いところがあって全く異なるゲームと言っていいほどのプレイ感です。

通常版はルールが簡単なのに奥深さがあり、不朽の名作としてボードゲーマー達の中でずっと遊ばれるでしょう。

デュエル版は現代の流行に則って、運や最後までどちらが勝つか分からない要素を、良い具合に整えた作品だと言えます。

どちらとも買っておいて損はないゲームです。

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