ボードゲームをやりたいと思った時、人数が集まらずに2人でやることになったり、もしくは2人用のゲームを好きでやっている人もいると思います。
そんな方達の中で「新しいボードゲームを買いたいとなった時、何を買えばいいのか分からない」と悩むことは多くあると思います。
もしルールが簡単な2人専用のボードゲームを探しているのであれば「ザ・ゲーム フェイストゥフェイス」はおすすめです。
ドクロの恐ろしい見た目をしていますが、カードには数字しか書かれておらず、ルールは非常に簡単です。
この記事では「ゲームの細かいルール説明」「面白いポイント」「誰におすすめできるか」を紹介していきます。
ザ・ゲーム フェイストゥフェイスのルール
まずはこのゲームのルールを説明していきます。
このゲームを簡潔に伝えるとすれば、「2人とも全く同じ内容のカードを持ち、いかに相手よりも早くカードを出し切ることができるかを競うゲーム」になります。
ゲームの準備、流れ、勝利条件に分けて説明していきます。
ゲームの準備
まず内容物ですが1~60が書かれたカードが2セットあり、片方は金色、もう片方は銀色となっています。
ゲームの準備段階で金か銀どちらかのカードを全て受け取り、1と60のカードを縦に並べます。それ以外のカードはシャッフルして山札にします。
自身の選んだ山札からカードを6枚引き、内容が見えるよう手札にします。
じゃんけんなどで先攻、後攻を決めたら準備完了です。
ゲームの流れ
自分の番が来たらまず、手札からカードを2枚以上出さなければなりません。
基本的にカードを出す場所は「自身の色の1か60のカードの横の2箇所」です。
1の横にはカードを昇順に出すことができ、60の横には降順にカードを出せます。連番で出してもいいですし、数字を飛ばして出しても大丈夫です。
ですが1ターンに1枚だけ、相手の1か60どちらかの横にカードを置くことができます。
相手の場にカードを置くときはカード配置のルールが逆転します、つまり「1の横は降順、60の横は昇順」になります。そのため相手がカードを1枚も置いていなければ置くことができません(1の横に1より小さいカードは置けないですし、60の横に60よりも大きなカードが置けないため)。
つまり相手にとってメリットになりうるカードの置き方です。
そしてもう一つ、カードを出すときの特別なルールがあります。
それは「自分の色の1の横に置いてあるカードにちょうど 10引いたカードを出せる」ことと、「60の横に置いてあるカードにちょうど 10足したカードを出せること」です。
例えば、自分の番ですでに60の横に41のカードが置かれていれば、それより下か51のカードを出すことができます。また、何も置かれていない1の横に12のカードを出した後、2のカードを出す。といったコンボのようなこともできます。
カードを2枚以上出し終えたら自身の山札からカードを2枚だけ引くのですが、もしこのターン中に相手の場にカードを1枚出していた場合、手札が6枚になるように山札からカードを引くことができます。
なので自分のターンで一気に3枚以上出すことができても、相手の場にカードを出さなければ手札はどんどん減っていきます。
山札がなくなっていれば残りの手札でゲームを続行します。
手札を引き終えたら相手の番になります。これを繰り返していきます。
勝利条件
このゲームの勝利条件は2つあります。
1つは「山札からカードを引き切っており、かつ手札を無くして出せるカードが1枚も無いとき」です。
もう1つは「相手が手番中に手札のカードを2枚以上出せなかった時」になります。
相手の持つカードを予測し、時には揺さぶりを掛け、勝利までの筋道を立てていきましょう。
どういった部分が面白いか
このゲームの面白い点の1つは今まで出てきたカードを覚えて戦略を練られることです。
「相手がこのカードを出していたからこのカードを出せば不利にはならないはず…」といったように手
また、邪魔をされた気分にならない点もこのゲームの面白いです。
相手の邪魔をしてイライラさせる対戦ゲームと違い、メリットしか与えることができないので、喧嘩になりにくいです。
手札の運と、カードを置くタイミングを考える実力がマッチした何度でも遊べる良いゲームです。
誰におすすめか
このゲームがどういった方におすすめできるかというと、まず「相手の行動が自分の場にさほど悪影響を及ぼして欲しくない」と考えている方におすすめです。
完全に自分の場のみで行うわけではないので、黙々と一人でやっているような状態にはならず、ちゃんと相手と対戦している感を味わえます。
そして実はこのゲーム、実は「ザ・ゲーム」という協力ゲームが元となっています。
【協力】ルールは簡単、クリアは難しいシンプルなボードゲーム「ザ・ゲーム」ルール説明
なので「ザ・ゲームのルールで対戦するゲームが欲しい」という方にもおすすめです。
カードを出すだけのシンプルなルールなので誰とでも簡単に遊ぶことができ、さらにデザインの禍々しさも相まってデスゲームに参加しているような雰囲気で誰でも気軽に楽しめると思います。
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